カイカブログ

フリーランスデザイナー カイカデザインのブログ
デザイン、html、wordpress等についてほとんど役に立たない単なる感想レベルのたわごとを綴っています

千葉市美術館「川瀬巴水展」

久々の更新になってしまいました・・・。
ありがたいことに、コンスタントに依頼が来ていたので前回の更新から今回までの間にwordpress案件を2ヶ月に1本くらいのペースで請けていました。

結果、技術的に初めてのことだらけで調べものにおわれ、ほとんどヒマな時間がなかったw

そんなこんなで日々wordpress漬けでしたが、本当に1日だけふと空き時間ができたこともあったのでそういう時はダンナさんと美術展に行ったりしていました。

今回ご紹介するのは「川瀬巴水」。2014年1月に千葉市美術館で開催されていた美術展です。

私もダンナさんも浮世絵が好きです。やはり国芳や広重がいいですね。
実はこの川瀬巴水も浮世絵なんです。といっても時代は大正。「新浮世絵」で有名な画家だそうです。

大田区出身なので馬込、池上本門寺などを題材にした絵もたくさん制作されています。
私、幼児期を馬込で過ごしているので大田区を題材にした作品には親近感。

江戸の浮世絵のような華々しさではなく、西洋絵画の概念も取り入れているので夜や雪や雨の風景が
多く、色合いもシックなものが多いです。クライアント(パトロン)から「暗すぎる」とか口出しされなかったのかなぁ、といらぬ心配もしてしまいます(笑)。

日常の風景を題材にしているものが多いので、華やかさはあまりないのですが色合いがシックで、静けさが伝わってくるものが多いです。浮世絵の技法と西洋絵画の色使い、概念が融合したシックな新浮世絵は平成の今、とても洗練されて見えます。
ダンナさんが雪の日や雨の日のような、荒涼とした風景が好きなのでこの人の作品がツボだったみたいで(笑)。

そして版元の渡邊庄三郎の商才のハンパなさ・・・大正のつんくかw

ちなみにスティーブ・ジョブスも若かりし頃から川瀬巴水に注目していたそうで、日本よりも海外での評価の方が高い画家だそうです。今年は生誕130周年なので、各地で企画展が行われるらしいですよ。
千葉市美術館にも結構な人数が訪れていたので、日本でも見直されているんですね。

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